フルート&箏「花てまり」のお二人からのご依頼で、独立行政法人「国際交流基金」主催事業として
２００８年６月３０日から７月７日までの日程で中東「イスラエル」での公演に同行させていただくことになりました。
出発は２００８年６月３０日(月)…午前１１時に成田空港集合だったのですが、平日の通勤ラッシュを避けるために少し早めに拙宅を出発しました。
午前９時東京駅発の成田エクスプレスに乗車して約１時間で成田空港に到着〜♪。
「花てまり」の直ちゃん&幹ちゃんとアリタリア航空カウンター前で合流してチェックイン。
午後１時２０分のフライトで、まずは乗り継ぎ地であるローマへ出発です！。行ってきます〜♪
成田からローマまでは所要時間約１１時間３０分…早速ビールを注文して…お楽しみの機内食＋ワイン。
経由地であるローマでの乗り継ぎ時間は約４時間…待合ロビーでイタリア・ビール&ピザを購入〜♪…ユーロ高ッ。
そして午後１１時のフライトでいよいよイスラエルへ向けて出発です。
機中ではひたすら爆睡…途中でドリンクや機内食のサービスもあったようですが全く気づきませんでしたねぇ(笑)。
そして現地時間の午前３時過ぎにイスラエル「テルアビブ空港」に無事到着しました！。
お迎えに来ていただいた大使館職員の皆さまにお手伝いいただいて、この期間中お世話になる在イスラエル大使公邸へ。
たっぷりと睡眠をとらせていただき、翌朝は公邸のテラスで優雅な朝食♪…そして本日の演奏会場でもある応接間で準備を開始しました。
大使館所有のポータブルステージ&簡易音響機材に加えて金屏風・緋毛氈・野点傘などを仕込んで素敵なコンサート会場が出来上がりました！。
この日は在米国大使のフェアウェル・パーティーが催されるとのことで、開宴前に「花てまり」の演奏をお楽しみいただきました。
夕食は公邸専任のシェフによる美味なお料理…イスラエル・ビール&ワインも美味です〜♪
翌朝はテラスで在イスラエル鹿取大使とブレックファースト…鹿取大使と「花てまり」のお二人は旧知の間柄だそうです。
そして鹿取大使の奥様の運転でプチ観光…地中海を望む見事なロケーションの海岸線でしたね。
そのまま奥様の運転でテルアビブ市内にある在イスラエル日本大使館へ〜♪
大使の執務室へお邪魔して記念撮影…今回とってもお世話になった岩崎職員のデスクへもお邪魔しました。
その後私は最終日の公演会場となる「スザンヌ・デラール・センター」の下見&打合せに赴きました。
こちらはテルアビブ市の施設…日本で言う“公共ホール”ですね
ホールでの打合せを済ませて…再び「花てまり」のお二人&大使の奥様と合流〜カイザリア遺跡へご案内いただきました！。
ここ「カイザリア」は紀元1世紀の頃に栄えた港都市…現在でも発掘調査と併行して一般公開をしているローマ時代の旧跡です。
この風光明媚な場所に２０００年近くずっと佇んでいる建造物の重厚感は筆舌に尽くしがたいモノがあります。
そして公園内の「Port Cafe」で一息ついてから大使公邸へ戻って今夜のコンサートの準備に取り掛かりました。
今夜は各国要人&関係者をお招きした「花てまり」コンサート。
沢山のお客様がお二人の演奏に耳を傾けて下さり、終演後には地元メディアによるインタビューもありました。
翌朝も公邸のテラスで優雅な朝食をいただいてから、鹿取大使婦人のエスコートで外出♪(*^ ・^)ノ⌒☆。
奥様お気に入りの…至近のビーチに隣接する「ｃａｆé ｃａｆé」へ〜♪
ここは地中海沿岸のリゾート地としてとっても人気があるそうです…至福のひとときを満喫〜♪。
ここで今回初めてのイスラエル料理…フムス(ひよこ豆のペースト)とピタ(中が空洞になっているパン)とサラダです。
一旦大使公邸に戻ってから本日の公演先であるパレスチナ自治区に向けて出発しました！。
ここは歴史的にも様々な荒波に揉まれて、現在では「パレスチナ暫定自治政府」が統治している半独立地帯です。
本日の公演先である「アルカサバシアター」はラマラ市の中心部に位置するパレスチナ芸術の拠点だそうです。
会場到着と同時に仕込みを開始〜♪
こちらのホールで日本の演奏家がコンサートを行うのは初めてのコトだそうです。
音響・照明共に現地機材＆スタッフだったので会場時刻ギリギリまで諸々の準備／調整に追われてしまいました。
海外公演の経験が豊富な「花てまり」のお二人は曲間のＭＣも全て英語…堂々のステージは現地の皆さまの拍手喝采を集めていましたね。
終演後の記念撮影…左から２枚目は劇場の館長さん・右から２枚目は音響＆照明を担当してくれたダニエルくんです。
翌朝は大使ご夫妻と朝食をご一緒させていただいてから、本日の公演先である「エルサレム」へ出発〜♪。
大使館手配の車輌は窓ガラスがとっても分厚い「防弾仕様車」…この期間中何度もお世話になりましたね。
そしていよいよ聖地「エルサレム」に到着…本日の公演を行う「オーストリアン・ホスピス」は旧市街に位置する元病院施設です。
本日は狭い会場だったこともあり、楽器は生音で&MCのみ拡声という簡易パッケージで行うコトになりました。
…ということで仕込みはあッという間に完了！(笑)。早速市内観光に出掛けました〜♪。
ここ「エルサレム」はユダヤ教・イスラム教・キリスト教の聖地…特に旧市街は歴史的／宗教的にも正に聖地の趣に溢れています。
数千年来の旧跡と現在も宗教上の拠点として稼動している施設とが混在しているエキゾチックな街です。
「聖墳墓教会」や「嘆きの壁」・「岩のドーム」といった数千年に及ぶ歴史が詰まった史跡の数々を間近にすることができました。
そして市内観光を切り上げて公演会場へ〜♪。
準備万端で午後６時から「花てまり」コンサートがスタート〜♪。会場は超満員の盛況振りでした。
終演後に鹿取大使ご夫妻のご招待で「死海」へ…海抜０メートル地点を通過して更に−４１８メートル地点まで。
鹿取大使ご夫妻お気に入りの「ダニエル・ホテル」へ到着したのは午後１１時過ぎ…夕食は何とプライベート・バイキングでした(凄ッ)。
翌朝は久しぶりにゆっくりと朝寝(笑)…遅めの朝食をご一緒して散歩&事務仕事…でした。
お昼過ぎに「死海」を出発して…昨晩に続いて鹿取大使の運転(！)でテルアビブへ戻りました…いゃあ、今回も貴重な経験です。
約３時間の行程を経て本日の公演先である「スザンヌ・デラール・センター」へ直行！。
会場到着と同時に猛スピードで音響・照明を含めた仕込作業を開始しました。
本日は午後９時開演だったんですが、諸々の準備に思いのほか手間取ってしまい…結局リハーサルは無し…う〜んシビれるぅぅ。
そして定刻よりも少しだけ遅れて本番がスタート〜♪。
リハーサルを割愛した分だけ、事前の打合せは完璧…照明のキッカケ等を充分に把握して現地スタッフも大健闘してくれました！。
満席の客席からは惜しみない拍手&歓声…アンコールで演奏したイスラエル国歌では全員が起立して静聴して下さいましたね。
終演後に音響スタッフのジョニーくん&照明スタッフのセルゲイくんと記念撮影…二人とも本当に頑張ってくれましたね。
そして関係者の皆さまとの大打ち上げ会(笑)…皆さま有難うございました&お疲れ様でした…とイスラエルの夜は更けてゆきました〜♪。
翌日はまず荷造りを済ませてから今晩の仕込…「花てまり」のお二人は公邸でのパーティーで再び演奏します。
旅程の関係で私は午後の便で一足先に一人帰国…お世話になった鹿取大使ご夫妻と直ちゃん&幹ちゃんここでお別れです。
期間中とってもお世話になった大使館の岩崎職員のお見送りを受けて…テルアビブ空港から一人で出国しました。
チェックイン手続きを済ませてからゲート内でサンドウィッチ&ビールで少し遅めの昼食でした。
往路と同様にアリタリア航空のAZ811便で、まずは経由地であるローマへ〜♪。ここで約３時間の乗り継ぎ待ちです。
そして午後９時５０分にアリタリア航空&日本航空の共同運航便で日本に向けて出発〜♪。
早速ビールを注文すると…エビス・ビールが出てきました！！！。日本の新聞も塔載しているんですねぇ。
ローマを出発して約１１時間３０分…日本時間の７月７日(月)午後５時過ぎに成田空港に無事到着しました〜♪。
今回は「花てまり」のお二人と別れて一人での帰国だったので、特に出迎えは無し…近い日程で再び舞台監督として中東へ渡航するために、
旅行代理店の成田駐在スタッフの方がビザ申請の関係で私のパスポートを受け取りに出口ゲートで待ち受けておられただけでした(笑)。
…といコトで在イスラエル鹿取大使ご夫妻／在イスラエル大使館職員の皆さま／関係者の皆さまの
ご配慮&ご尽力によって無事に旅を終えるコトが出来ました。
皆さまに…心より感謝&御礼申し上げます〜♪。
↓今回の旅の行程表です↓
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